ハッシュドポテトから豆腐へ。
2022年8月の丸々を、私たちは仕事の長期出張のため灼熱の京都で過ごしていた。食事に関しては、朝は宿泊先のホテルのモーニング・昼はプロジェクトが用意してくれるケータリング・夜は各々自由に食べる生活が約1か月続いた。
私たちの部署が泊まっていたホテルは、京都駅直結の「ホテルグランヴィア京都」。ここのレストラン「ル・タン」でいただける朝食バイキングはとても有名で、宿泊客の多くが利用するそう。ローストビーフはじめとした肉料理・卵料理・焼魚・惣菜・サラダ・フルーツ・シリアル・パン・ご飯にお粥・お味噌汁……組み合わせ無限の楽しい食事が出来るはずのこの朝食会場で、うーちゃんがメインで食べ続けていたのはお皿に山もりのハッシュドポテト×お代わり数回。……何でやねんな！！
夜は夜で、関東育ちのうーちゃん、かの有名な「551の蓬莱」がいたくお気に召し、豚まん4個と肉団子10個、さらに大きなLAYSのポテトチップ1袋を一晩でペロリするなど、さすがの暴食キング。灼熱の京都で身を粉にして働いていようと、ちっとも痩せません。
そんな京都出張中の休日。うーちゃんと私は京都屈指の景勝地「嵐山」に遊びにいくことにした。
言わずもがなの渡月橋や、緑の大スクリーンと風が笹を鳴らす音に癒される竹林の小径、天龍寺など巡ったのち「せっかく嵐山に来たんだし」と、飛び込んだのが天龍寺目の前の『湯どうふ 竹むら』さんでした。京都と言えば「湯豆腐」と言われるほど、豆腐作りの要になる良質な水が湧き出る京都は、昔からお豆腐作りが盛んだったそう。ここ『竹むら』さんでは、嵯峨豆腐・森嘉（もりか）さんの極上の木綿豆腐を使ったコースをいただくことができます。
うーちゃんと私がいただいたのが、松コース（湯豆腐・八寸・揚げ出し豆腐・ひろうす・胡麻豆腐・野菜天ぷら・お吸い物・ご飯・香の物の6品・3900円）。
ランチとしては高級ですが、そんなこと以上にうーちゃんは一品目の湯豆腐からその美味しさに大興奮！！！！普段、味が濃く脂っこいジャンクフードばかり食べてるうーちゃんにとって、昆布だしで優しく温められ、何も付けなくても大豆の味を感じられる湯豆腐は、一周回って最高に美味しいらしく「美味しい！」「ウマいです！！」を繰り返し言っている(笑)。しかもコース料理ということは、一品一品がゆっくりとしたペースで運ばれてくるので、必然的に時間をかけてゆっくり食べることになる。最後のご飯が運ばれて来た頃には、
「普段より全然量は食べてないのに、味わってゆっくり食べたらこんなに満腹で、こんなに満足度が高い食事になるんですね……」とポロリ呟くうーちゃん。
この出来事がきっかけとなり、一日三食マック生活のうーちゃんの食習慣に対する意識が大きく変化し始めます。
濃い味付けじゃなくても、素材の味だけで充分美味しさを感じられるということ。
ゆっくり味わえば、量はそんなに必要ないということ。
食事の時間は“楽しい”時間でもあるということ。
人の身体は食べたものできている。
それならば、自分から笑顔を奪うほどに脂肪を蓄えたその身体も、“食生活”と“食習慣”の見直しで大きく変えられるということ。このブログを読んで下さっている方の中に「意識せず、いつの間にか同じ食事ばかりしてるな」とか「偏ってるな」って感じる方がいらっしゃれば、ぜひ気分転換も兼ねて、普段あまり召し上がらない食事をゆっくり味わいに行ってみてはいかがでしょうか？……可能ならコース料理なんて素敵！！
ダイエット最強食材のひとつ「豆腐」の魅力
手軽にどこでも購入できる豆腐が、身体にとても良い食材のひとつであることはご存じでしょうか？
- 高たんぱく
- 低カロリー
- 低糖質
- 大豆イソフラボンが含まれている（コレステロールを減らす効果が期待できる、若々しい肌への生まれ変わりををサポート）
- オリゴ糖やマグネシウムも含まれている（腸内環境を整える）
え。もう食事に取り入れない手はないやん。なにせお手頃価格だし（台所を守る人間には価格大事よね）！「豆腐ダイエット」と呼ばれる、ご飯（お米）を豆腐に置き換えるっていうやり方もあるようですが、私自身の経験も踏まえると、ひとつの食品に偏ったダイエットは美しく痩せないし、辛いし、高確率でリバウンドをしますよね。なので、我が家では主菜に使うなら、麻婆豆腐やゴーヤチャンプルー、豆腐ハンバーグに。副菜なら、生姜など薬味を添えて冷ややっことして食べることが多いです。（※薬味を使う理由は、お醤油のみだと塩分過多になるので。薬味、美味しいしね！）今ではうーちゃんも自分から「お豆腐食べたい！」って言ってくれます。良い子。
ちなみに、推奨されている一日の豆腐摂取量は半丁だよ！！
勢い余って何丁も食べちゃダメよ～！
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