【夫婦で会社設立①】決意の経緯

夫婦で会社設立

フリーランス夫婦が選んだ「会社設立」。

検索してもなかなか出てこないのが「夫婦で会社設立」。
世の中には会社を設立したご夫婦はたくさん居るというのに、その詳細な記録的なものがあまり見つからない・・・なので、自分で書こうと思った次第です。

 昨今、個人事業主・フリーランスとして働く人も明らかに多くなってきました。
体感としても、15年位前までは「フリーランス(個人事業主)=フリーター」と捉えられていることも多く、私自身あんまり差異を理解できていなかった気がします。

フリーランスとは、企業に属さず、個人のスキルや能力で収益を得る働き方。案件ごとに業務委託契約を結び、自由度の高い働き方ができる。
フリーターはアルバイトやパートタイムで収入を得る、正社員以外の雇用形態で働くこと。カリキュラムが用意されている場合が多く、専門的な技術を必要としない場合が多くすぐにお金を稼げることがメリット。

私たち夫婦は共にクリエイティブ系フリーランス。個人のスキルで十分に食える程には稼ぎ暮らしているけど、フリーランスと会社員には簡単に埋まらない大きな差があります。
それが社会的信用度です。フリーランスが社会で認められるようになってきたとは言え、じゃあ会社員ほどの信用を得られているのかといえば、答えはNOでしょう。

会社設立を決意するきっかけとなったアクシデント

夫のうーちゃんは、日本生まれ日本育ちの台湾人。日本国籍は無くとも永住権を持ち、日本人と同じように働き、日本にしっかり税金を納めているクリエイティブ系フリーランスだ。休みが殆ど無いほど、色んなプロジェクトに引っ張りだこなうーちゃんに、最近2回ほど日本の大手制作会社から海外で制作を進める案件にお声が掛かった。

仕事も出来る上、英語・日本語バイリンガルのうーちゃんにはうってつけの仕事。クライアントも納得のアサイン。しかし、結果から話すと、2案件ともうーちゃんは参加することができなかった。
理由はビザの審査で2回とも落とされたから。

確かに、日本人の配偶者がいようともフリーランスである以上は、“今は日本で働いている外国人”として日本国と渡航先の国は捉えられるんだと痛感した。言われた書類を落ち度なく揃え、銀行の残高証明やら全て耳を揃えて出してもビザはおりず、却下の理由に「渡航先から帰国せず、現地で職を得る可能性が排除できないから」的なことが書かれていた。正直腹立たしかった。

「じゃあ、何が変えられる??信頼を得るために何が出来る??」
“日本の永住権を持つフリーランスの台湾人”のどこを変えれば今よりも社会的信用が得られるのかを2人で話し合ったのです。

①国籍を変える
②フリーランスを会社員に変える
 

①に掛かる時間は半年〜数年。25万〜。
②フリーランスから会社員になるためには、就職するか会社を作るか。就職するならすぐ(会社を選り好みしなければ)0円で会社員になれる。会社設立なら最短2週間〜数ヶ月。10〜25万程度で作れる。

私たちが選んだ答えは「夫婦で会社設立」だった。

この時点で2024年夏。
私たち夫婦は年内の会社設立に向けて動き出すことにした。

《つづく》





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